じっくり育った「ほうれん草」

寒くなってくると作物の成長もゆっくりになります。

夏は気温も高く、おひさまをたくさん浴びてどんどん育ちますが、この時期は本当に育ってるの?というくらいゆっくりです。

ほうれん草は春・秋ならだいたい60日程度、夏なら40日程度で収獲。冬は?平気で2ヶ月超えます(笑)

写真のほうれん草、種をまいたのは11月の上旬。

すでに収獲は開始してますが、サイズはお店で見かけるのよりちょっと小さめです。長さで20センチくらいかな。スーパーで見かけるのは25センチくらいあるかと思います。

もうちょっと暖かかったら25センチ程度までなっていると思いますが、寒さで成長がゆっくりです。


ゆっくりなおかげで、縦にヒョロヒョロとしたほうれん草になることもなく、肉厚で食べごたえがあります。種まきの時期により品種は変えますが、仮に同じ品種を育てても、冬のほうれん草は肉厚に育ちます。


さて、収獲開始してるとは言いましたが、実は10センチ程度のサイズから収獲が始まります。このサイズはサラダセットに入れます。また、レストラン需要もあり、このサイズだとバラしたりまるごとで前菜などのサラダに使われたりもします。


このサイズを一袋に入れても小さくボリューム感もないので、小売では厳しいかな。

小さいので茎も細くあまり腰もなく、茹でるとほんとに小さくなるので生がおすすめ。サイズ的にエグみもあまり感じませんが、それでも気なる場合はさっと湯がいてください。


10センチ程度から徐々に収獲をし、最終的にはスーパーで販売しているようなサイズで最終収獲となります。


15センチ程度だと、刻まずに丸ごと炒めものがおすすめです。

ゆっくりじっくり育ってるので、葉も肉厚で茎もしっかりしてきます。茹でれば小さくはなりますが、さっと湯がく程度だと食感も残ります。


さらに育って20センチ程度になると、かなり食べごたえの出る肉厚感。

ちぢみほうれん草という葉がちぢれた肉厚のほうれん草がありますが、あそこまでではないにしても、夏に食べるほうれん草とはまるで違う食感に驚かれるかもしれません。

昨日ターツァイでご紹介した「青菜炒め」もおすすめです。


そして、できれば根っこ付近も食べてください。

一番甘みを感じる部分です。根元には畑の土が多少残っているかもしれないので、流水でしっかり洗ってくださいね。

1センチ程度の根っこがついているかと思いますが、そこも一緒に余すことなく食べられます。


ほうれん草にかぎらずですが、冬の葉物はじっくりゆっくり育って肉厚で食べごたえがあります。そして寒さにあたって甘みが増しています。

いろいろ楽しんでくださいね。

那須高原こたろうファーム

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